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#15: エンブレム没収と馬小屋への追放: 馬番アンドレによる押し倒しと、下着剥ぎ取りの危機

「ははははっ! 冗談だよ、そんな顔をするな。お前なんかに興味はないさ!」 ジュリアンはルーシャの髪を乱暴に放すと、嘲るような笑いを残して地下牢を出て行った。 ガチャン——。 重い鉄格子の扉が外側から施錠され、冷たい金属音が地下牢に響き渡った。 暗黒の地下牢に一人取り残されたルーシャは、石の床に力なく崩れ落ちた。メイド服の下で嵌められたままの金属製の貞操帯が、動くたびに柔らかい肌を削り、激痛を呼び起こす。血が滲むほどの擦り傷と、締め付けによる苦痛で、ルーシャの意識は徐々に薄れていった。 (もう……限界……) 朦朧とする意識の中で、ルーシャは小さく呟いた。 「……クリリン……」 深夜。 カタカタ……カタカタ……。 鉄格子を小さく揺らす音がした。薄れゆく視界の先に、白い影が見えた。おでこに特徴的な「5」のようなアザがあるアライグマの姿。 しかし実際に鍵を開け、気絶したルーシャを抱き上げ、貞操帯を外して屋根裏部屋まで運んだのは——メイドのツェーだった。 ◇ ——はっ、とルーシャは目を覚ました。 見慣れた傾いた天井。そこは地下牢ではなく、自分の屋根裏部屋のベッドの上だった。重かった貞操帯は外され、血に染まったメイド服も脱がされ、ゆったりとした寝間着に着替えさせられている。 誰が助けてくれたのかは分からない。 だが、その「誰か」がジュリアンにバレれば、凄惨な罰が待っていることは確実だった。 (絶対に……誰のことも裏切らない……) そう固く決意した直後—— ドスドスドスッ! 乱暴な足音が階段を駆け上がり、屋根裏部屋の扉が蹴破られた。 「おい、起きろ!!」 血走った目をしたジュリアンが怒鳴りながら部屋に踏み込んできた。地下牢からルーシャが消えていることに気づき、屋敷中を捜し回っていたのだ。 ジュリアンはベッドに横たわるルーシャの胸倉を乱暴に掴み上げ、激しく揺さぶった。 「お前、どうやって地下牢から出た! 鍵は僕が持っていたはずだ! 誰が手を貸した!?」 ルーシャはジュリアンを真正面から見据え、助けてくれた人物を守るため、夢で見た幻をそのまま口にした。 「……アライグマのクリリンが、助けてくれたんです」 「はぁ!?」 ジュリアンの顔が怒りで歪んだ。 「ふざけるな! アライグマが鍵を開けて、お前をここまで運んだとでも言うのか!」 「本当です……クリリンが迎えに来てくれたんです……!」 「だったらその害獣は今この部屋に隠してあるんだな!」 激昂したジュリアンはルーシャを床に叩きつけると、部屋中を荒らし始めた。 引き出しをひっくり返し、マットレスを蹴り飛ばし、荷物を床にぶちまける。 その怒涛の捜索の中—— ジュリアンの足がピタリと止まった。 「……これはなんだ?」 それは、ルーシャが唯一の希望として胸の奥に隠し持っていた、「バンビの丘の王子様」のエンブレムだった。 「あっ……返して……!」 ルーシャが慌てて手を伸ばすが、ジュリアンは冷酷にそれを握り締めたまま見下ろした。 「お前のような下賤な孤児が持っていいものじゃないな……これはジャーヴィス様の紋章じゃないか」 ジュリアンは唇を歪め、冷たい声で宣告した。 「高貴な紋章を盗み出した泥棒め……もう屋敷の中に置いておく必要はない。今すぐ馬小屋へ行きなさい」 ルーシャの唯一の希望であったエンブレムは再び奪われ、ルーシャは屋敷の最底辺である「馬小屋」へと叩き落とされることになった。 ◇ 深夜の馬小屋は冷たい風が吹き込み、藁と馬の匂いが濃く立ち込めていた。 薄い寝間着姿で放り出されたルーシャは、藁の上にうずくまりながら激しく震えていた。顔には崩れた化粧が不気味に残り、黒く滲んだ涙の跡と剥げかけた真紅のルージュが、退廃的な色気を漂わせている。 「……誰だ、あんた?」 不意に低い声が響いた。ランタンの明かりを手に現れたのは、馬番のアンドレだった。ゴツゴツとした大柄な体躯の青年は、化粧の崩れたルーシャを見て目を丸くした。 ルーシャが濡れた瞳でアンドレを見上げた刹那、アンドレの理性は一瞬で吹き飛んだ。 ゴツゴツとした大きな手が、ルーシャの華奢な身体を乱暴に掴む。アンドレはルーシャを藁の上に押し倒すと、重い体重をのしかけ、荒々しく首筋に歯を立てた。 アンドレがルーシャの下着に手をかける、ルーシャは必死に抵抗した。 「だめっ……! やめて……!」 細い両手で必死にアンドレの大きな手を押さえ、パンツを下ろされないように股の間に力を込める。しかしアンドレの力は圧倒的だった。ゴツゴツとした指がルーシャの細い手首を掴み、容易く押さえつけてしまう。 「くっ……動くなよ」 アンドレは荒い息を吐きながら、ルーシャの下着の縁に太い指をかけ、ゆっくりと引き下ろそうとした。薄い布が、華奢な腰から少しずつ剥がれていく。 ルーシャは涙を浮かべて激しく首を振った。 「いや……っ! 取らないで……! お願い……!」 その必死の抵抗と、怯えながらも潤んだ瞳で懇願する姿が、逆にアンドレの獣欲をさらに煽った。アンドレの指にさらに力が込められ、下着がルーシャの白い尻の膨らみを露わにしつつあるその瞬間(とき)だった——バンッ! 馬小屋の扉が乱暴に蹴り開けられた。 「——貴様ら、私の屋敷で何をしている!!」 間一髪だった。 そこに立っていたのは、黒檀のステッキを強く握りしめたジュリアンだった。 つづく — 猛烈な黒煙を吸い込み、炎に包まれた馬小屋で意識を失っていくジュリアン。 ホワイトアウトする視界の向こうで蘇ったのは、美しかった義母の正体——激しい男同士の交尾は透明な液が溢れ、互いに擦れ合うたび粘り気のある糸を引くトラウマの記憶だった。 次回 #16: 間一髪のジュリアン乱入: ツェーの過失による馬小屋炎上と、ジュリアンが抱える男同士の交尾のトラウマ 『今日からこの方が、君たちの新しいママだよ』 お楽しみに!

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