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#21: 媚薬暴走: アニーの強引な愛撫と下着剥ぎ取りの攻防、逃げた屋根裏でのルーシャの孤独な絶頂
「さあ、始まるぞ。オメガ二匹が、薬で狂わされてどれだけ淫らになるか……たっぷり見せてもらおうじゃないか」
隠し窓の向こうで、二人の様子を窺うジュリアンとジュリアの視線が妖しく光った。その視線の先にある客室の中では——
「……っ、は……」
アニーは自分の胸に手を当て、荒くなった息を必死に整えようとしていた。身体の奥からじわじわと、熱い波が押し寄せてくる。最初はただの熱だと思っていたのに、今は下腹の奥が疼いて疼いて、たまらない。
隣に座っているルーシャも、明らかに様子がおかしかった。メイド服の膝の上で指を固く絡め、唇を強く噛みしめている。白い頬はすでに赤く染まり、肩が小さく震えていた。
「……ルーシャ」
アニーが掠れた声で呼びかけると、ルーシャがびくりと肩を跳ねさせた。
「あの日のこと……ジュリアンに全部話したって本当?」
ルーシャはうつむいたまま、何も答えない。
「……ひどいよ。なんでそんなこと他人に話すんだよ……」
アニーの声は寂しげで、責めるような響きがあった。ルーシャは唇を強く噛みしめ、苦しそうに息を吐いた。
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「ルーシャ……、僕もう……限界だよ……」
その瞬間、ルーシャの瞳が大きく揺れた。
「……あの日みたいに、したい」
ルーシャの細い肩がビクリと震えた。
「ダメ、ダメって……!見られてるって、絶対……っ」
ルーシャが慌てて立ち上がろうとしたその瞬間、後ろからアニーの腕が回ってきた。背中に密着した熱に、ルーシャの息が一瞬止まる。
「もう我慢できない……ルーシャだって、こんなに硬くなってるじゃないか……」
震える指がメイドスカートの裾を捲り上げ、下着越しに熱を包み込む——
「……ダメっ、ホントにダメっ、……あっ、あん」
甘く掠れた声が漏れて、ルーシャ自身がその音に真っ赤になる。
「見られてたっていい……もうどうでもいい……」
アニーの声は完全に理性が飛んでいた。アニーは荒い息を吐きながら、ルーシャの下着の縁に指をかけ、ゆっくりと引き下ろそうとした。薄い布が、華奢な腰から少しずつ剥がれていく。
ルーシャは涙を浮かべて激しく首を振った。
「だめ……っ! 取るなよ……! だめだ……!」
ルーシャは細いその手でアニーの手を払い、パンツを下ろされないように股の間に力を込めて必死に抵抗する。しかしアニーも必死だった。
「なんでだよ…… ルーシャだって感じてるくせに……」
「……感じてなんか……っ! もうやめろよ、アニーなんて嫌いだよ……!」
嘘だった。溢れる涙と震える声、それに——スカートの中でパンツがぐしょぐしょに濡れているのが、全部嘘だと証明していた。
「ダメ。ゼッタイ。」
必死でアニーの指を一本ずつ引き剥がそうとする。でも、アニーしつこく、剥がしても剥がしても、すぐ次の指がパンツの縁にかかる。
「もう、やめろ、バカ、ホントに嫌いになるぞ!」
ルーシャは涙をボロボロ零しながら、アニーの手首を掴んで必死に抵抗する。なのにそのたびに、お尻から蜜が溢れ出てパンツをぐっしょり濡らす。
「なんで……? ルーシャなんか、こんなに濡らしてるくせに……」
「違ぅ! もぅ 濡れてない……!」
嘘をつきながらも、ルーシャはスカートを押さえ、ふらふらと立ち上がって部屋の扉に向かって駆け出した。
その様子を覗き見てた隠し窓の向こうでは——
「……はっ、また寸止めかよ」
ジュリアンが声を押し殺して笑い、ジュリアは魂が抜けたかのように硬直していた。
◇
部屋を飛び出したルーシャは、冷たい廊下を裸足でがむしゃらに走った。階段を駆け上がり自分の屋根裏部屋へと逃げ込んだ。
もう、限界だった。
冷たい床に爪を立て、身をよじる。
どうしていいか、分からない。ただ、身体の奥深く、窄まりの奥が狂おしいほどに疼いて、疼いて、耐えきれない。
「だめ、……だめだよ、こんなこと……っ//////」
涙を流してきつく目を閉じ、頭を振る。しかし、暴走するオメガの肉体は理性の防波堤など容易く踏み越えた。
気がつけば、震える自分の指先が、無意識のうちにメイド服のスカートを捲り上げ、股間へと伸びていた。
「あんッ」
下着の上から自身の熱をそっと握り、指を動かしてしまう。それだけで、脳を直接灼かれるような凄まじい快感が背筋を駆け上がった。
かつて孤児院でアニーと重ねた不器用な夜とは、比べものにならないほどの凶暴な情動。瞼の裏には、よりよってジュリアンの濃厚なアルファの香りと、あの日、薬を塗ってくれた大きな手のひらの感触が、卑猥な幻影となって生々しく蘇る。
ルーシャの両脚をピンと突っ張らせる癖が始まる。足の指先をギュッと丸めて絶頂を迎える体勢をると、得体の知れない愛液がお尻から溢れ出し、薄い下着を、びっちょりと濡らしていく。
「どうしよう……」
ルーシャは濡れた下着を握りしめたまま、埃っぽい床の上で声を押し殺し、朝が来るまでただ一人で泣き濡れ、身悶えし続けるしかなかった。
◇
翌朝、二人の間に残されたのは、視線さえ交わせない決定的な沈黙だけだった。
やがて冷たい朝霧を割るようにして、心配したメイフィールドがアニーを迎えにやってきた。
促されるまま、静かに檻を去っていく親友の馬車。遠ざかるその姿を、ルーシャはただ、薄暗い影の底から茫然と見つめていた。
つづく
—
薬によって理性を溶かされた二人の姿を覗き見していたジュリアは、自らの身体の疼きに抗えずツェーのベッドへと潜り込む。
一方、ジュリアンが留学へ旅立った屋敷に、息を呑むほど麗しい貴公子・サリーがやってきて来る。
「ジェルーシャ。素敵な名前ね」
次回
#22: ジュリアとツェーの同衾: ジュリアンの出立と、心優しき麗しの貴公子サリーとの出会い
「今夜はここにいて。私の側から、絶対に離れないで」
お楽しみに!
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