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#27: 極上の『商品』への変貌: ツェー決死の身代わりと、アンドレの不潔な舌からの逃走

冷たく湿った空気が漂う薄暗い地下牢。 ルーシャとツェー(Tseh)の二人は、身を寄せ合うようにして冷たい石の床に座り込んでいた。いつ終わるとも知れない監禁生活と、これから自分たちがどうなってしまうのかという先の見えない不安に、二人の心はすり減っていた。 その時、カン、カン、カン、と硬い靴音が石の階段を降りてくるのが聞こえた。 二人が怯えるように視線を向けると、そこに立っていたのはペンドルトン夫人だった。彼女は冷酷な、まるで物でも見るかのような目でルーシャを見下ろした。 「お前はもう、この館の厄介者でしかないわ。だから、売り飛ばすことにしたの」 氷のように冷たい宣告に、ルーシャは息を呑んだ。夫人は構わずに続ける。 「今日、特別なお客様がお前を品定めに来るわ。極上の商品として、綺麗に洗って美しく着飾りなさい」 夫人が顎でしゃくると、背後に控えていた二人のメイド——「アー(Ah)」と「ベー(Beh)」が無表情のまま進み出た。 「さあ、連れてお行き」 抵抗する間もなく、ルーシャは二人のメイドに両脇を抱えられ、地下牢から引きずり出されていった。あとに残されたツェーは、ただ震えながら彼女の無事を祈るしかなかった。 ——数時間が経っただろうか。 重い鉄格子の扉が再び開き、戻ってきたルーシャの姿を見て、ツェーは言葉を失った。 先ほどまで泥と埃にまみれ、怯えていたはずのルーシャは、まるで別人のように変貌していた。 きつく締め上げられたコルセットに、背徳的なほどに美しい豪奢なドレス。顔には陶器の人形のように完璧なメイクアップが施され、唇は赤く艶めいている。彼女が動くたびに、むせ返るような濃密なバラの香水が地下牢の空気を塗り替えた。 その姿は儚くも美しく、それはまさに、これから売られてゆく『商品』としての姿だった。 「ルーシャ……なんてこと……」 アートとベーに手荒く床へ押し戻され、再び鉄格子が閉められる。二人のメイドが去っていくと、ツェーは震える手でルーシャのドレスの裾を掴んだ。 「……だめだ、ルーシャ、このままじゃ本当に売られちゃう!」 その時、重い階段をドスドスと踏み鳴らす乱暴な足音が近づいてきた。アンドレだった。その足音に気づいたツェーは、恐怖に身を震わせた。 不衛生な濃い髭を蓄え、黄ばんだ歯とよだれにまみれて悪臭を放つアンドレ。あの馬小屋での罪に問われた自分の身代わりになってくれた、ルーシャの姿。 白カビが生え、青筋の浮いた不気味な舌がルーシャの唇へとねじ込まれる——あの悍ましい光景が、ツェーの脳裏に鮮明に蘇る。 ねっとりと口内を蹂躙され、涙を流しながら犯されたルーシャの絶望。自分を守るために耐え抜いた、あの地獄絵図が——。 「……ルーシャ」 ツェーは震える声で、しかし決死の覚悟をその瞳に宿してルーシャを見つめた。 「私が……アンドレを誘います。扉が開いた隙に、ルーシャだけでも逃げてください」 「え……!? だめだよ、ツェー! そんなことしたら君が……!」 「いいんです」 ツェーは大粒の涙を零しながら、儚く微笑んだ。 「あの火事の時、ルーシャ様は私を庇ってくださったじゃないですか。今度は、私がルーシャ様を守る番です」 止める間もなく、鉄格子の前にアンドレの巨体が現れた。片手には酒瓶を持ち、酔った目で二人を舐め回しながら、下卑た笑みを浮かべていた。 「へへっ……おとなしくしてるか、お前ら」 獣のような目が暗闇の中で、怯える二人をねっとりと舐め回した。 ツェーは意を決し、震える足で鉄格子にすり寄った。 「アンドレ……お願い。この貞操帯、外して……」 わざと甘く上擦れた声で、ツェーは誘うように囁いた。 「旦那様もお留守だし、奥様にも絶対内緒にするから……。外してくれたら、私の体……何をしてもいいよ……?」 アンドレの目がギラリと卑しい光を帯びた。 「ほう……? へへっ、ようやくその気になったか。いいぜ、たっぷり可愛がってやるよ」 ガチャリ、と重い鍵が開けられ、鉄格子の扉が軋みながら開いた。 アンドレがツェーの肩に手を伸ばしたその瞬間—— 「今です!! 逃げて、ルーシャ!!」 ツェーがアンドレの胸に全力で体当たりをし、すぐさまルーシャの背中を強く突き飛ばした。 「うおっ!?」 不意を突かれたアンドレがよろめく。 ルーシャは床を蹴り、無我夢中で地下の階段を駆け上がった。 「あんにゃろ……っ! このクソガキどもが!!」 背後からアンドレの怒声と、ツェーの悲痛な叫びが響いた。 振り返ったルーシャの目に映ったのは、アンドレの太い腕に髪を掴まれ、床に引き倒されるツェーの姿だった。 「ツェー!!」 「いいから行けぇっ!! 早く!!」 ツェーは巨体に組み敷かれながら、血を吐くような声で叫んだ。 「へへっ……逃げたきゃ逃げろよ。その分、こっちはたっぷり楽しませてもらうからな?」 アンドレの不衛生な髭面が、ツェーの白い首筋にねっとりと這い寄った。腐ったような下水の臭いがツェーの顔を覆う。 そして——アンドレは大きく口を開け、野太い舌をべろべろと垂らしながら、よだれを滴らせてツェーの頰を舐め回し始めた。 白くカビが生えた見るからに不衛生な舌が、ツェーの唇をこじ開け、口内をねっとりと蹂躙する。大量のよだれがツェーの顎から喉にかけて糸を引いて垂れ、床にまで滴り落ちた。 「オェェェ……! うぇっ……! キモい……気持ち悪い……! たすけて……っ!」 ツェーはえずきながら激しく顔を背け、涙とよだれにまみれてガタガタと震えた。それでも視線だけはルーシャに向けられ、「早く逃げて」と必死に訴え続けていた。 ルーシャの胸が、激しい痛みで張り裂けそうになった。 (ごめん……ごめんね、ツェー……!!) 「絶対に……絶対に助けに来るから!!」 ルーシャは涙でぐしゃぐしゃの顔で叫ぶと、弾かれたように屋敷の裏口へと飛び出した。 股間に食い込む冷たい貞操帯が走るたびに肌を削り、激痛が走る。それでもルーシャは一度も振り返らず、暗く深い夜の森へと、全力で駆け込んでいった。 つづく — 森の奥で倒れ込んだルーシャを助けたのは、サングラスをかけた風変わりな森の番人だった。 傷ついた太ももへ慎重に薬を塗られるうち、その温かな指先の感触に思わず反応(ボッキ)♂してしまう……! 「……ごめん。僕がデリカシーに欠けていたな。やっぱり自分で塗るか?」 次回 #28: 森の番人との出会い: 屈辱の貞操帯からの解放と、薬塗りで思わず反応してしまう恥じらい 「……も、もう、自分でできますから…////」 お楽しみに!

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