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#33: 狂気の「お人形遊び」: 秘所に付けられた鈴と、強引な発情に抗えない讃美歌の抵抗

⚠️ 本作の医療描写はフィクションです。作中のような飲み方は危険ですので、絶対に真似しないでください。お薬は必ず用法・用量を守って正しく服用しましょう。 暗く冷たい地下の底で、狂気に満ちた「お人形遊び」の幕が上がる。 「そう……? ならお前にチャンスをあげるわ。ルーシャ、これからは私の『お人形(ドール)』として生きなさい」 「……わかったよ。僕はあなたの人形だ。着せ替えでも、なんでも、好きにすればいい。気が済むまで、僕で遊ぶがイイさ」 その言葉を聞いた瞬間、ジュリアの瞳に暗い悦びが灯った。 「……お人形の分際で、私に意見しないでちょうだい」 ジュリアは苛立った様子で、トレイに注がれたティーカップを指差した。 「アンドレ、そのティーカップを、その人形の頭の上に載せなさい」 「お人形なら、熱い紅茶を頭に乗せたまま、ぴくりとも動かずにいられるはずよね。さあ、やってご覧なさい」 アンドレの分厚い手によって、熱い紅茶のたっぷり入ったカップがルーシャの頭頂部に慎重に載せられた。わずかでも体を揺らせば、熱湯が頭から滴り落ちる。ルーシャは全身を硬直させ、息を殺して耐えた。 「……ふふっ、本当に動かないわ。感心だこと」 ジュリアは満足そうに微笑んだ。しかし数分が経つにつれ、ルーシャの顔は青ざめ、小刻みに震え始めた。明らかに限界が近づいていた。 「あら……? なんだか顔色が悪いわね。フラフラしてるけれど……大丈夫?」 その時、部屋の隅にいたツェー(Tseh)が耐えきれずに叫んだ。 「ルーシャ! もう無理しないで……! 私が罰を受ければいいんだから、ねえ、もう我慢しないで……!」 ルーシャは頭上のカップをこぼさないよう必死に首を固定したまま、弱々しく微笑んだ。 「大丈夫……ツェー。僕は、こんなの……何ともないよ……最後まで、耐えきってみせるから……っ」 その瞬間、ジュリアの美しい顔が怒りで歪んだ。 「コラッ! ……勝手に口を利くんじゃありません!! お人形のくせに、自分の意思でしゃべるんじゃないわ!!」 ジュリアは激昂し、アンドレに向かって甲高い声で叫んだ。 「もうやめ! こんなつまらない遊び、もううんざり! アンドレ、もう好きにしなさい!」 「へへっ、本当にいいんですかい? この子、好きにしていいんですね?」 ジュリアは唇を噛みしめ、震える指で自分のこめかみを押さえた。苛立ちが頂点に達したその時、ジュリアの唇がゆっくりと歪んだ。 「……待ちなさい。良いことを思いついたわ」 「ルーシャ、ティーカップの遊びはもう終わり。……お人形なら、ただ立っているだけじゃつまらないわよね」 ジュリアは妖しく唇を歪めると、どこからともなく小さな金属製の鈴を取り出した。動くたびにチリン、チリンと淫らに鳴るその鈴を指で弄びながら、彼女は甘く囁いた。 「さあ、そこにある台の上に、大人しく横になりなさい」 「……はい」 ルーシャはふらつく足取りで台に上がると、仰向けに横たわった。 ジュリアは冷たい視線をルーシャの身体に這わせると、傍らに控えていたアンドレに命令した。 「アンドレ、ほら手伝いなさい。この人形のズボンを下ろして」 「へへっ、かしこまりました、お嬢様」 アンドレがにやりと下卑た笑みを浮かべ、大きな手でルーシャの腰を掴むと、乱暴にズボンを引きずり下ろした。さらに下着までも一気に剥ぎ取り、白く細い下半身を完全に晒す。 「んっ……! やっ……」 露わになった敏感な部分が空気に触れ、ルーシャが小さく身を震わせた。 ジュリアは満足そうに微笑むと、指でその柔らかいものを軽くつまみ上げると、どこからともなく取り出した銀の鈴をひょいとくりつけた。 「ほら、これでいいわ」 ジュリアは指先で鈴を軽く突き、チリン、とわざとらしい音を鳴らしてみせた。 「……あっ……!」 思わず漏れた甘い吐息に、ジュリアが冷ややかに目を細める。 「お人形は、恥ずかしがったりしないのよ。声を上げたり、感じたりもしないの」 ルーシャは顔を真っ赤に染め、唇を強く噛みしめた。 「わかる? 少しでもビクッてしたり、硬くしたりしたら、すぐに鈴が鳴っちゃうんだから」 ジュリアは愉しげに微笑み、再び鈴を指で軽く突いた。 チリン……。 「いい? この鈴を鳴らしてはいけないわ。お人形なんだから、絶対にダメ。……もし鈴が鳴ったら、そのたびにアンドレがツェーの顔中を、ねっとりと舐め回すの」 「そんな……っ!」ツェーが青ざめて声を震わせた。 ルーシャは息を呑み、必死に唇を噛んだ。 ジュリアはそんなルーシャの表情を愉しそうに見つめながら、耳元で甘く囁いた。 「簡単なことよ、ルーシャ。もし、朝日が昇るまで、鈴を鳴らさなかったら、全てを水に流し、許してあげるわ」 ジュリアは愉悦に目を細め、続けた。 「ただ……じっとしていればいいのよ。お前がどれだけ我慢強いか、たっぷり見せてもらおうかしら」 ◇ 最初は、何ということもなかった。 ただ仰向けになって、呼吸を整え、微動だにしなければいい。それだけで鈴は一度も鳴らなかった。 「……つまらないわ。本当にただの人形みたいで、ちっとも面白くない」 退屈そうに扇子を揺らしていたジュリアは、不満げに唇を尖らせた。そして、悪魔のような笑みを浮かべ、懐から例の小さな薬瓶を取り出した。 「そうだわ。お人形には、もう少し『命』を吹き込んであげないとね」 ジュリアはルーシャの顎を乱暴に掴むと、兄の部屋から盗み出したアルファ用の抑制剤り(23話参照)——オメガにとっては強烈な催淫薬となるそれを、容赦なくルーシャの口に流し込んだ。 「んっ……! ぐっ……!」 強引に喉の奥へ流し込まれ、ルーシャはむせながらも飲み込まざるを得なかった。 最初は何も感じなかった。 しかし、数分後——。 「……っ、あ……!?」 身体の奥底から、突然猛烈な熱が噴き上がってきた。血が煮えたぎるような灼熱感が全身を駆け巡り、下腹の奥が疼いて疼いてたまらない。 (うそ……っ、なにこれ……熱い……っ!) 「あ、ぁっ……はぁ……っ」 呼吸が乱れ、視界がとろけるように甘く歪む。薬の効果でオメガの肉体が強制的に発情へと追い込まれていく。 (ダメ。ゼッタイ。)  ——ドクン……   ——ドクン…… 下腹部が熱く脈打ち、淫らな考えに支配されてゆく。次々と妄想が膨らみ、やがて——意識が最も敏感な秘所に集中してしまう。 (だめ……エッチなこと考えたらダメ……っ! ……もう、身体が、言うことをきかない……!) ルーシャは唇を血が出るほど噛みしめ、必死に抗っていた。 (……だめっ……もう、頭おかしくなる……////) ルーシャは必死に理性の糸を繋ぎ止めようと、ギュッと目を閉じた。 (讃美歌……讃美歌を歌うんだ……!) ♪ 主われを愛す、主は強ければ…… 震える唇で小さく祈りの歌を紡ぐ。しかしその声はすでに掠れ、甘く溶けかかっていた。 ♪ 我、乏しき、こと……なからん…… 身体の芯が溶けるような熱に犯され、下腹の奥が疼いて疼いてたまらない。それでもルーシャは、焦点の合わない瞳で虚ろに歌い続けた。故郷の孤児院、バンビの家の礼拝堂で毎朝歌っていた賛美歌——、その賛美歌だけが最後の(とりで)だった。 だが、薬に蹂躙されたオメガの本能は、そんな抵抗をあっけなく飲み込んだ。 「あん……っ……/////」 限界だった。 〜ビクンッ! ルーシャの細い腰が大きく跳ね上がり、敏感に勃ち上がったものが激しく震えた。 ——チリーン……ッ! 地下牢に、澄んだ鈴の音が響き渡る。 (……ごめん、ツェー……) ルーシャの瞳から大粒の涙が零れ落ちた。 つづく — 限界を迎えたオメガの肉体が暴走し、ついに淫らな鈴の音を地下牢に響かせてしまったルーシャ。 「あら、ルーシャ……我慢できなかったのね。アンドレ、おやりなさい!」 次回 #34: 鳴り響く絶望の鈴: ツェーに迫る残酷な罰と、地下牢の鉄扉を破る轟音 ——チリーン……ッ! お楽しみに!

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