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#55: 外されたチョーカーと甘い嗜虐: ジュリアンの残酷な支配と、懇願するアニー
夕暮れの冷たい風が吹き込む特別寮の最上階。
ジュリアン・ペンドルトンは、私室のバルコニーから眼下を歩く二人の姿を静かに見下ろしていた。
門の前で、白々しく手を離すジミーとルーシャ。それぞれの寮へと向かう二人の背中が夜の闇に完全に溶けるのを見届けると、ジュリアンは口の端を冷ややかに歪め、バルコニーの窓を閉めた。
「……ジミーも、随分と気が多い男だな」
豪奢な室内に振り返ると、そこには虚ろな瞳で床に座り込むアニーの姿があった。
ジュリアンは革靴の音をわざと響かせながらゆっくりと歩み寄り、アニーの背後に立った。
「すっかり心変わりしたようだよ。お前ではなく、今度はマディに夢中らしい」
その言葉に、アニーの細い肩がびくりと震えた。
「お前はもう用済みというわけだ。哀れだな、アニー」
ジュリアンはアニーの背後にしゃがみ込むと、黒革のチョーカーに冷たい指先を這わせた。
カチリ。
小さな金属音が鳴った瞬間——。
「あっ……!?」
アニーの背筋に、まるで高圧電流のような強烈な痺れが走り抜けた。チョーカーによって強制的に抑え込まれていたオメガの本能が一気に解き放たれ、下腹部の奥から焼け付くような熱が全身へとどっと溢れ出す。
「はぁっ、あ……ぁっ……!」
ガクンと膝から崩れ落ちそうになるアニーを、ジュリアンは背後からしっかりと抱きすくめて支えた。
「どうした、アニー?」
ジュリアンはアニーの耳元に唇を寄せ、わざと甘くねっとりと囁きながら、もう片方の手で制服のシャツ越しに熱く火照った胸をゆっくりと撫で上げた。
「ひぐっ……あ……ジュリアン、様……だめ、っ……」
「ほぉ。今、ダメと言ったな?」
ジュリアンの唇が、耳殻を甘く食むように軽く噛んだ。
「お前……もう発情しているくせに、随分と可愛い嘘をつくじゃないか」
ジュリアンの長い指が、制服のシャツの上から、アニーの胸の柔らかな突起を的確に捉えて摘み上げた。
布地越しに敏感な先端を指の腹でゆっくりと擦り上げ、転がすように弄び始めると、アニーの口から甘く粘ついた喘ぎがこぼれ落ちた。
「あ……んんっ……/////」
圧倒的なアルファのフェロモンが部屋の空気を重く甘く満たしていく。アニーの理性など、とっくに溶かされ、跡形もなくなっていた。
「らめ……なの……」
「どうしたお前、口が回っていないぞ。……それにしてもひどい話だ。組織ぐるみでお前をいじめて、トイレにまで行かせないなんて。可哀想に」
同情するような甘い声とは裏腹に、ジュリアンは突然、摘んでいた乳首を強くつねり上げた。
「あんっ……! いたい……っ」
「おや、痛いのかい?」
ジュリアンは低く愉しげに囁きながら、さらに容赦なく指先に力を込め、もう一段階きつく捻り上げた。
「ダメ、やめて、痛いよっ……!」
「ごめん、ごめん、アニー。痛かったね。これじゃまるで虐めだ」
クスリと低く笑い、ジュリアンは白々しく指を離した。解放された瞬間、アニーはびくびくと肩を震わせながら大きく息を吐いた。
「でもな、アニー」
ジュリアンはアニーの耳殻を甘く舐めながら、ねっとりと囁いた。
「学園の皆に虐められるのと、俺一人に少しだけ虐められるのと……どちらがマシかな?」
言葉の棘に、アニーは抗うことすらできなくなっていた。涙目で背後のジュリアンにすがりつき、震える声で懇願した。
「……僕を虐めてください。ジュリアン様……僕だけを……虐めて……っ」
恥も外聞もすべて捨てて泣きながら懇願するアニーの頭を、ジュリアンは愉悦に満ちた笑みで優しく撫でた。
「素直だな、お前は。……本当に、可愛い奴だ」
密室には、アニーの甘く蕩けた喘ぎ声と、ジュリアンの冷酷で甘い支配の言葉だけが、夜更けまでねっとりと響き続けていた。
つづく
—
生徒会長の権限を使い、強引な部屋替えでルーシャと同室になったジミー! 夜の甘い密着に胸を焦がすが、ルーシャのウブな抵抗に遭い、狂おしい「生殺し」の日々を送っていた。
「……俺たちが、男同士だからダメなのか?」
次回
#56: 生殺しの同室と残酷な真実: ジュリアンの暴露と、夜の部屋に集う四人
「だって……僕、そんなの経験ないもん……」
お楽しみに!
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