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#78: 雪原の密室と禁断の処置:ヒートに支配されたルーシャはレオノラの救済処置(手コキ)で足ピン!

ルーシャがニューヨークへと旅立った後、シカゴの狭いアパートにはアルバート一人だけが取り残された。主を失った部屋は、ひどく空虚で冷え冷えとしていた。記憶を失った孤独と、ルーシャがいない寂しさが胸に重くのしかかる。耐えきれなくなったアルバートは夜の街へ彷徨い出し、気づけばあのバーへと足を運んでいた。 カウンターの隅に腰を下ろし、琥珀色のウイスキーを静かに傾けていると、バーテンダーがふと声をかけてきた。 「どなたか、お待ちですか?」 「いや……そういうわけじゃ」 アルバートはグラスを持つ手を止め、鋭い視線をバーテンダーに向けた。 バーテンダーは少し考えてから、すぐに察した様子で頷いた。 「ああ、この前一緒に飲んでた方ですか?」 「……あいつをよく知ってるのか? ここへはよく来るのか?」 バーテンダーは少し困ったように肩をすくめた。 「金曜の夜にたまに来ますよ。お名前はレオノラって聞きましたけど」 「……レオノラ」 その響きが、アルバートの胸の奥に奇妙な熱を残していく。自分でも説明のつかないざわめきが、冷えた心の奥底にじわりと広がっていた。 ◇ 一方、猛吹雪に阻まれ、オハイオ州とペンシルベニア州の境にある寂れた町で足止めを食らったルーシャとレオノラは、古びたホテルの一室にいた。 外で荒れ狂う吹雪の音が嘘のように、部屋の中はスチーム暖房が効きすぎて蒸し暑かった。 ベッドの端に腰掛けたルーシャは、ふいに自分の身体の奥底から、甘く溶けるような熱が這い上がってくるのを感じた。 (……嘘だろ、こんな時に……) ヒートの予兆だった。 荒くなり始めた息を必死に抑え、ルーシャは青ざめた。 「……ルーシャ? どうした、顔が真っ赤だぞ」 異変に気づいたレオノラが顔を覗き込んできた。ルーシャは額に浮かぶ汗を拭いながら、消え入りそうな声で告白した。 「薬が……カバンの中に全部入ったままなんだ……」 その言葉を聞いた瞬間、レオノラの表情がぴくりと動いた。 「まさか……ヒートが来たのか?」 ルーシャが縋るような目で見つめると、レオノラは気まずそうに目を逸らした。 「……悪い。予備の薬は持ってない。最近はチョーカーだけで抑えてるから……」 絶望的な宣告だった。 熱は容赦なくルーシャの理性を蝕んでいく。シーツを力強く握りしめ、苦しげに身悶えするルーシャ。しかし、同じ部屋にレオノラがいる状態で、自分で自分を慰めることなど恥ずかしくて到底できるはずがなかった。 「……どうしよう……っ」 「……どうしようって、薬がないのだから、それは……」 顔を真っ赤にしてうろたえるルーシャを見かねて、レオノラが小さくため息をついた。 「僕のことは気にしなくていいよ。同じオメガなんだから……恥ずかしがらないで」 「えっ……でも……」 「って言うか、ルーシャは一人でどうしてるのか、興味あるし」 レオノラは少し意地悪く、ルーシャを試すような視線を投げかける。 「いつもの様にしてごらん? 見ててあげるから」 「レオノラの意地悪〜。そんなこと恥ずかしくてできないよぉ〜」 「じゃあ、どうするの? このままじゃホテル中にフェロモンが充満しちゃうよ」 その間にも、部屋にはルーシャの甘いフェロモンが急速に立ち込めてゆく。 「恥ずかしがってる場合じゃないでしょ。ほら、早く」 レオノラに促され、ルーシャは震える手で自分の下着を下ろした。顔を真っ赤にしながら、ベッドに背中を預け、恐る恐る自分の熱くなったものを手で包み込む。 ルーシャが恥ずかしさに耐えながらも手を動かし始めると、レオノラはベッドの横に座り、じっとその様子を見つめている。 「……ふうん、そんな風にしてるんだ。ルーシャは……」 「や……っ、見ないで……言わないで……」 ルーシャが涙目でレオノラを見上げた瞬間、レオノラが静かに手を伸ばした。 「しょうがないな……手伝ってあげるよ」 レオノラの長い指が、ルーシャの熱く脈打つものを包み込んだ。 「あっ……////」 その瞬間、ルーシャの腰が大きく跳ねた。自分とは違う、確かな刺激に理性を失いかける。 レオノラは少し意地悪く微笑みながら、的確にルーシャを追い詰めていった。 「……ほら、もう少しでしょ?」 ビクッ、とルーシャの身体がそり返り、両脚が限界までピンと一直線に突っ張る。足の指先をギュッと丸めて今にも絶頂を迎える体勢を作るルーシャ。 その愛らしい反応を見て、レオノラの口角が、ふっと悪戯っぽく吊り上がった。 「……ふふ、それイク時の癖なの? 可愛いね」 レオノラがさらに激しくルーシャを追い詰める。 「うっ……/////」 熱い飛沫がドクンと勢いよく飛び散り、レオノラの頬にかかった。レオノラは自分の顔についた飛沫を手の甲で拭き取りながら、囁いた。 「安心しな。今日のことは誰にも言わないから……特に君の大事な彼女さんには、ね!」 その言葉に、ルーシャはシーツの中で小さくなった。 ◇ 翌朝、吹雪は嘘のように止み、ルーシャの鞄も無事に戻ってきた。 二人は再び列車に乗り、ニューヨークへと向かった。車窓を白い雪景色が流れていく中、レオノラが自分の首元のチョーカーに指をかけながら、静かに尋ねた。 「ルーシャはどうしてチョーカーをしないの? 薬よりずっと楽なのに」 ルーシャは窓の外を見つめたまま、歯切れの悪い声で答えた。 「……以前は、してたよ」 「合わなかった?」 ルーシャは小さく首を振った。 「ううん……大切な人がくれたものだったんだ。でも僕は、それを自分で外してしまって……」 ぽつりとそれだけを呟き、自嘲気味に微笑むルーシャに、レオノラは何も答えずにいた。 それぞれの胸に秘めた複雑な思いを乗せて、列車は走り続ける。 やがて、遠くに大都市ニューヨークの輪郭が見え始めた。列車は静かに、終点へと近づいていく。 つづく — ついに大都市ニューヨークの玄関口、グランド・セントラル駅へと降り立ったルーシャ。押し寄せる人波と混沌とした大都会の熱気に圧倒され、思わず足がすくんでしまう。 「待って、レオノラ……!」 次回 #79: 摩天楼の躊躇と剥き出しの義手: 涙ながらに責めるオザンナと、すべてを振り切って駆け出すサリー 「……しょうがないな。宿探し、付き合ってやるよ。ついてきな」 お楽しみに!

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