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【2】-3 ※R18

 レイプ……!  その言葉の衝撃に晴は青ざめる。男はゆっくりと背中から晴を抱き締め、耳たぶを噛んで低く甘い声で囁いた。 「こういうのも悪くない。ここまで綺麗な身体だと、さすがにゾクゾクする」  大きな瞳から涙が溢れ出す。  泣きながら、何度も「いや……」と身をよじる。 「いい反応だ。だが、そんなに卑猥に動くと、すぐに挿れたくなるぞ」  驚いてぴたりと動きを止めると、震える背中に優しくキスが落とされた。 「素晴らしい。なんて綺麗な肌だ……」  満ち足りた吐息とともに囁かれ、その息にも唇の感触にも晴は震えた。  もう何もわからない。  全ての思考を停止する。  涙に濡れた頬をシーツに伏せ、男の手で取らされたあられもない姿勢のまま、ぼんやりと次の作業に身を任せた。  何か冷たいもので後ろを濡らされ、それを揉み込むようにして指が挿し入れられる。異物を拒む固い蕾に、男は怪訝そうな声で呟いた。 「ずいぶん固いな……。まるで、初めてのようだ」  異物感と痛みに竦む晴の身体を、男はゆっくりと開いていった。  宥めるような口づけを背中に落とし、空いている手で胸の飾りを刺激する。声にならない吐息を吐いて震える晴に、力を抜けと何度か囁いた。 「……名前を、教えてくれないか?」  思い出したように聞いてくる男に、晴は無意識に答えていた。 「は……る……」 「ハルか……。可愛い名だな……」  丁寧に後孔をほぐしながら、男は満足そうに晴の名を繰り返した。  痛みと異物感だけだった指の感触が、馴染んだものに変わり始める。ふいに、ある一点を男の指が掠めた。晴の身体がビクンと跳ねる。 「あ……っ」 「お。ここか?」  嬉しさと甘い艶を含んだ声が耳元をくすぐった。次の瞬間 「あ……あぁっ! あ、やぁ……っ」  突然湧き起こった強い愉悦が腰の奥で暴れ出す。 「いや、あ、あぁ……ん」  達したばかりの晴の中心が再び兆し始めた。 「あ、あ…っ」  ネクタイに拘束されて自由にならない手首を、もどかしく動かす。晴は背中を反らせて、大きくかぶりを振った。 「ああ、……あ。いや……、お願い……」  男の手が晴の中心を包む。  けれど、望むほどの刺激は与えられず、後孔を穿つ指が作り出す悦楽の辛さに、晴は泣きながら身をよじった。

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