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【2】-4 ※R18
「あ、あ……。い、ぃ……やぁ」
「さすがに感じやすいな。可愛い身体だ……」
「あ、あ、あ……、あぁ……っ」
三本に増やされた指が複雑に動いて、晴の裡筒を広げてゆく。拒むことも受け入れることも知らないその場所から、突然ずるりと指の感触が消え去った。
喪失の心細さから、追うような収縮を無意識に繰り返してしまう。
「そんな声を聞かされると、我慢がきかなくなる。まだ少し痛みがあるかもしれないが、いいな……?」
押し当てられた熱塊に、晴は大きく目を見開いた。
指とは比べようのない質量が、存在を主張していた。
(お、大き……)
「や……っ! いや。こ、こわ、い……」
「安心しろ……。ひどくするつもりはない」
「い、や……っ。や……っ、ああっ…!」
泣きながら逃れようともがいても、逞しい男の腕はびくともしない。晴を押さえつけたまま、猛るものをねじ込もうと押し当てた。
「やぁ……」
「……っ! きついな……」
なかなか入らない大きなもので蕾を何度も突かれ、あまりの恥ずかしさにとめどなく涙が流れた。
「やだ……。挿れない、で……。お願……」
「ムリを言うな……」
背後から晴を抱き締めた男が胸の飾りを摘まみ、背中を舌で舐めた。
「あ……、ん」
「力を抜け……」
同時にくちゅりと、萎えかけた場所を刺激する。
「あ……、あ、は……ぁ」
息を吐いた拍子に、押し当てられた熱がぐっと晴の中に入ってきた。
「あ、いや……あ、ぁあああ―――……っ」
「ん……っ」
荒い息とともに腰を進められて、あまりの痛みに晴は呻くように叫んだ。
「あっ、あぁ…っ! いや、…っ―――うぅ…っ」
「すごいな……。本当に処女のようだ……」
「……っ、な…の…」
そんなの、当たり前だ。晴は何もかも初めてなのだ。
「く……っ」
男も荒い息を吐いて腰を揺らしている。
徐々に晴の中が開かれる。
まるで身体を裂かれるような痛みに、何度も晴は「痛い」と泣き叫んだ。腹の下に枕を噛まされ、後ろ手に腕を戒められて、突き出した尻に男の熱塊をのみ込む。
そんな自分の姿を気にかけているゆとりなどなかった。
「や……っ、ぃやあ……っ!」
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