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大晦日の夜
【麗彪 side】
「んっん・・・っ」
「苦しいか、美月 」
「ゃぁっ・・・やめな・・・でぇ・・・っ」
早急だったかと抜きかけた熱を、再びゆっくりと挿入する。
こうやって、ゆっくりゆっくりシてやりながら、美月の濡れた瞳がとろんとしていくのを眺めるのが好きだ。
「・・・ふぁ・・・んっ、ひぁ・・・ぁん・・・っ」
まじで可愛い。
そのオイシソウな眼球にしゃぶりつきたい。
そんな事したら恐がるから絶対やらないが。
「ぁっ、あっ・・・そこ、だめぇ・・・っ」
「だめ、じゃないだろ?キモチイイよな?」
「ひぁっ、・・・ん、だ・・・めぇっ」
知ってる。
イきそうだから、だめなんだよな。
イかせたいから、やめねぇけど。
「やあっ、も・・・でちゃ・・・ょおっ」
「何度でもイっていいぞ。俺がイくまで頑張れんなら」
「んっ、やあっ・・・よしとぁさ・・・もぉっ、だしてぇっ・・・あかちゃ、つくってぇ・・・っ」
無自覚なんだろうが、美月は酷くヤらしい事を言う。
おかげで俺は煽られて、華奢な身体をがつがつと貪ってしまう。
もっと大事にしたい、そう思ってはいるのに、獣 が言う事を聞かなくなる。
「やああぁっ・・・ゃらっ、だめ、いまぁ、らめなのぉっ」
狙いを定めた一突きで、背中を弓なりにしならせイった美月。
きゅうきゅうと俺を胎内 で締めつけ、理性ごと搾り取ろうとしてくる。
泣きながらやめてと懇願されても止められないのはソノセイダ。
「俺も我慢出来ねぇから、もおちょっと、頑張ろう、な?」
「ひぁああ───っ!」
一番深いトコロまで犯し、美月の欲しがったモノをぶち撒ける。
そのまま、その嫋 やかな身体を抱き締め、濡れた唇に喰らいつく。
美月の小さな舌にしゃぶりつきながら、その小さな手が俺の背中にまわるのを感じると、こんなに浅ましい獣 でも天使に愛されているのだと実感する。
同時に正気に戻り、美月をそっと抱き上げ風呂へと向かった。
最愛の少年 を、大事に大事に溺愛すると誓って。
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