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立てない

美月(みつき)side】 「よしとらさぁん」 「はぁい」 「たてないぃ」 「ごめんなさぁい」 昨日は麗彪(よしとら)さんと水族館デートして、夜にここに来た。 ホテルにおとまり。 麗彪さんのおうちでも、ぱぱのおうちでもないとこ。 麗彪さんと2人きりで、知らない場所におとまり。 大きい窓から海が見えて、マンションと違う景色で、麗彪さんといっしょに見たかったのに。 「お詫びに、泡のお風呂にお入れいたしますお姫様」 「・・・おねがいします」 ぼくが立てなくなるくらい、いっぱいいっぱい、えっちしちゃった・・・。 麗彪さんてば、海じゃなくてぼくの事しか見てくれなくて・・・。 窓の前でえっちして、ぼくが立てなくなってベッド行ってまたして、お部屋にごはん持ってきてもらって、ベッドで麗彪さんに食べさせてもらって、またえっちして、寝ちゃった・・・。 ぼく、すっごく疲れたのに、麗彪さんはなんで元気なんだろ・・・。 「湯加減はいかがですか姫」 「きもちいーです。あわあわいいにおいー」 ぼくがあわあわのお風呂に入ってる間に、麗彪さんはとなりのガラスのドアのむこうでシャワーあびてる。 お風呂の窓からも海が見えるから、海見て待ってよ。 ホテルはお風呂も広くて、洗面台も2つあって、鏡が大きい。 いつものおうちと違うから、そわそわする・・・。 「よし、美月の髪洗うぞ」 「おねがいします」 ぼくは疲れてるので、全部麗彪さんにやってもらいます。 ・・・いつもやってもらってるけど。 タオルでふいてもらって、ばすろーぶ着た。 タオルでできた、ゆかたみたい? 「これ着て帰るの?」 「これは部屋の中かつ俺の前でだけな」 麗彪さんがぼくをソファにおいて、見た事ない黒いバッグを出した。 中にはぼくと麗彪さんのお洋服が入ってる。 そんなの、持ってた? 「それ、どこにあったの?」 「車の後部座席。駿河(するが)に頼んでおいた」 バッグもいっしょに車にいたんだ。 気付かなかった。 「またお揃いだな」 「ほんとだっ!麗彪さんもかわいいよっ!」 今日のTシャツはピンクのうさぎがぴょんぴょんしてる。 このうさぎのお洋服、駿河さんがいつも買ってくれるやつだ。 麗彪さんが着ると、かっこいいのにかわいい! 写真とりたいっ! ケータイを麗彪さんにむけて・・・。 「ねえ、麗彪さん・・・」 「撮る気か・・・まあ、美月なら許す」 やった! いっぱいとっちゃお。
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