200 / 300
記念日
【麗彪 side】
色々あったが、また1年経った。
今日は10月7日、美月 と出逢った記念日だ。
朝起きて、隣で眠る美月の可愛い寝顔を眺めながら、この1年間にあった事を思い返す。
新名 を引き取った事、夢の国から帰って熱を出した事、初めてのお使いを見守った事、独りで部屋を出て屋上に行った事、スケートデートに行った事、片桐 の入院を誤魔化した事、悪夢の事、パーティーから連れて帰ってくれた事、寝かし付け当番の事、ボートに乗った事、遊園地で捻挫した事、飛行機で関西旅行に行った事・・・。
美月は、この1年も幸せでいてくれただろうか。
泣いたり恐がったりが多かった気がしないでもないが・・・。
「・・・んぅ・・・ん・・・よしとらさん・・・おはよ」
目を覚まし、俺の顔を見てふわりと笑う天使。
「おはよ。今日は何の日か覚えてるか?」
「ふふ・・・きねんびぃ」
ちゃんと覚えてたか。
さすが美月だな。
「今日、麗彪さんと2人きり、だよね」
「ああ」
ベッドに横になったまま美月の髪を撫でると、ふにゃりと笑って俺の手を掴み、頬を寄せ甘えてくる。
寝起きから可愛いが全開だな。
「何したい?」
「んぅ?・・・キス、したい」
俺は今日したい事を聞いたつもりだったんだが・・・ご希望とあらば1日中キスするぞ。
「ん・・・んふ・・・ん・・・っ」
「キスだけでいいのか?」
「んぇ・・・やだ、足りない・・・っ」
そうだよな、美月はエロいもんな。
身体を起こして美月を組み敷こうとしたら、美月の方が先に起き上がって俺の上に乗ってきた。
「おい、ナニする気だ?」
「ぜんぶ」
俺の腹を跨いで、胸に両手を突き、一見するとただただ可愛い笑顔で見下ろしてくる。
いつの間に、そんな妖艶に笑うようになったんだ。
「俺にさせてくれないのか?」
「麗彪さんがすると、ぼくすぐ疲れちゃうもん。麗彪さんは大人しくしてて」
「無茶言う・・・」
今日は俺が美月に喰われんのか。
・・・まあ、最後は俺が喰っちまうけど。
「慣らすのはやらせてくれよ」
ベッドサイドに手を伸ばし、ローションボトルを掴む。
「だぁめ」
ボトルを取られた。
服を脱いで、ボトルの中身を垂らした手を自らの後ろへ伸ばす美月。
・・・えっろ。
「ほんと、ワルイ子になったな」
「んっ・・・んぅ・・・んあっ!?」
目の前に晒された乳首にしゃぶり付きながら、既に挿入 っている美月の嫋 やかな指に、自分の指を添えて胎内 を犯す。
悪いが、生殺しはごめんだ。
「ひぁ・・・よしとらさ・・・んっ・・・だめってばぁ・・・っ」
「美月の指じゃ足りないだろ?」
ゆっくり慣らして、美月が蕩けてきたら指を抜き、細い腰を掴んで俺を飲み込ませた。
下から何度も突き上げて、小さな悲鳴をあげながらイく様を堪能したら、押し倒して脚を掴み痙攣の治 らないナカを擦り上げる。
「んぁあ───っ!」
「全部すんだろ?まだ泣くのは早いぞ・・・っ」
そのまま美月を喰い尽くし、昼前頃、本気で泣きが入ったので正気に戻った。
ぐずる美月をあやしながら飯を作り、食べさせてやりながら機嫌を取る。
「ごめん、ヤり過ぎました」
「ん・・・ごはん、おいしぃから、ゆるしてあげる」
「ありがとうございます」
赦してもらえたし、少し休ませたら、またベッドに連れて行こう。
ともだちにシェアしよう!

