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⭐︎番外編⭐︎麗彪さん観察日記

美月(みつき)side】 学校に行くと、夏休みの宿題が出るんだって。 麗彪(よしとら)さんは時任(ときとう)さんと駿河(するが)さんと新名(にいな)さんにやってもらって、時任さんは出来る時にちょっとずつやって、駿河さんは夏休み最後の3日間でやって、新名さんは最初の日にやってたって、片桐(かたぎり)さんが教えてくれた。 麗彪さん、自分でやらないの、だめだよ? 夏休みの宿題に、アサガオ観察日記があったって話になって、ぼくも観察日記書いてみたいなって思ったの。 お(うち)にアサガオはないから、好きなもの観察してごらんって、言われて・・・。 「ノートパソコン・・・ぱちぱち・・・」 「ん?なに書いてんだ?」 「観察日記」 「・・・そっか」 やっぱり最初は、大好きな麗彪さんの観察したい。 真剣な顔で画面見て、少し考えて、ぱちぱち入力。 手、かっこいい。 ちょっと猫背になってるのも、かっこいい。 カップを持って、コーヒー飲んでるとこも、かっこいい。 ブランケットにコーヒーこぼしちゃってから、リビングでコーヒー飲まないって麗彪さんは決めてた。 でも、お仕事しながらコーヒー飲んでる麗彪さんが好きだから、飲んでもいい事にしてもらったんだ。 麗彪さんが飲んでるコーヒーは、お砂糖もミルクも入ってない、ブラック・・・っと。 あ、ノートパソコンぱたんって閉じた。 お仕事、おしまい? 「なあ」 「ん?」 「それ、俺の観察日記?」 「うん」 「・・・そっか」 麗彪さん、ぼくを抱っこして膝の上に座らせた。 後ろからぎゅってしてくれる。 それで、ぼくの頭にちゅってして、首にもちゅ。 麗彪さんは、ちゅってするのが、好き・・・っと。 「観察日記(そんなの)いいから俺に構え」 「んふふっ」 ぼくが他の事してると、すぐ構えって言う、甘えんぼさん・・・っと。 「今なんて書いた?」 「ないしょぉ」 「見せろ」 「やぁだぁ・・・ふふっ・・・ひゃぅっ」 麗彪さんが、ぼくをくすぐりながら、いっぱいちゅうしてくれる。 あ、すぐ服の中、手入れてくる・・・もお、ペン落としちゃったよぉ。 まだ観察日記、書いてるのに。 そのまま、ソファに押し倒されちゃった。 「ぁふ・・・っ・・・んんっ」 観察日記、途中になっちゃったけど、後で続き書けばいっか。 麗彪さんは、キスが好き・・・って。

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