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次の日の朝。楽しみすぎて、目覚ましよりも一時間早く起きた。 ウキウキして早起きするとか、俺こそ、小学生か! インタホン鳴らしても、ソナタは出ない。 アイツ、朝弱いんだよな…… 電話を取り出した。 「ソナタ!起きろよ。迎えに来たぞ!」 『…………そーちゃん?約束は五時だよね……』 まだ、眠いのか、口調がゆっくりだ。 「そうだけど、楽しみで早く目が覚めた。 それに早い方が高速すいてるし。 早く着替えて。ソナタ」 『眠い……』 「高速で、飯食べよう!昨日言ってた50食限定の海鮮丼、今なら間に合うかも!」 『海鮮丼……!起きる!』 食べ物に弱すぎるぞ。ソナタ。 「朝だと高速すいてるなぁ」 「後で高速代とガソリン代、半分出すね」 「あ!!ソナタ、右!!」 「……富士山!すごいね!爽ちゃん!」 「本当だ。白いな」 「白いって……あははっ」 二人で泊まり。 やべー。嬉しくてニヤけそう。 「爽ちゃん。運転、ありがとう」 不意にソナタが言ってきた。 ………真面目だな。 礼や感謝の気持ちを忘れない。 「後でアイス…… いや。パフェを奢ってくれ」 「……………じゃ。俺にはステーキ奢って」 「あれ?これ、お礼の話じゃないの? 明らかにステーキの方が高いだろ!?」 「あは、アハハッ」 「ステーキとか言うなよ。食いたくなんだろ」 お前の頭の中は食い物の事ばっかりか。 思わず、ツッコミを入れたくなる。 …………ソナタと話してると楽しい。 確か、もうすぐ、お目当てのインターチェンジ。 ……………なんだ?視線?見られてる? 「…………ジロジロ見るな。運転しにくい」 「見……てないよ!?見てません!!」 見てただろ。なんか、付いてたか? 「くくっ……あんま笑わせんなよ。 運転中だっての」 限定海鮮丼も無事に間に合い、ソナタは旨そうに食べてる。 目が合ったら、「美味しいね」って、とびきりの笑顔を向けられた。 口にご飯粒付いてる。 …………本当に可愛いな。お前は。 手を出さない、頑張れるのか?自信ない…………

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