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※ ※ ※ ――トン、トンッ………… 「……っ…………!?」 『……ちっ……タイミングわりぃな――陽のヤツ……帰ってくんの……早すぎだっつーの――つまんねえけど……仕方ねえな――』 あれから、俺は裸エプロンに猫耳という――口に出すのもおぞましいような格好で、これまた何処からか取り出したのか分からないような生クリームを手にしてニヤニヤしている白夜から体中を白いクリームまみれになれつつ舐め回されていた。 そして、未だに繋がっているままの電話越しにいる日比野さんに――ひっきりなしに口から出てくる卑猥な声が聞こえないように必死で唇を噛みしめながらこの屈辱的な行為に耐えていた時――、 唐突に――部屋の外側から扉をノックされた。 一瞬、妹である紫か花のどちらかだと思ったが――それは皮肉にも目の前で俺を辱しめている悪魔のような白夜の口から出た言葉により呆気なく否定されてしまう。おそらく、先程――この部屋に入る前に陽が家から出てったのは白夜の引き金なのだ。 きっと、コンビニかどこかで何かを買って来い――とでも言われたんだろう。 「……っ……おいっ……さっきから何度もノックしてるのに――どうしてっ……」 ――ガチャッ……!! ああ、やっぱり――俺の予想は当たっていたんだ。部屋の扉を開けて、コンビニの白い袋を持ちながら目を丸くして言葉を詰まらせてしまった陽は為す術もないといわんばかりに立ち尽くしながら――此方をジーッと見つめている。 「……な……なっ……何……してっ……!?」 「……っ…………!!」 ポロポロと涙を流しつつも、俺を辱しめていた動きを止めて、尚且つ日比野さんと電話していたスマホを閉まっていた涼しい顔をしている白夜を勢いよく突き飛ばした俺はベッドの下に散らばっていた服を拾い上げてから素早く着ると体がクリームやハチミツでベタベタしているのも構わずに凄まじい勢いで白夜と陽がいる部屋から出て行き、そのまま家から飛び出して行くのだった。 俺が、今――会いたい男は……認めたくはないけれど、あの男しかいないのだ。 ◆ ◆ ◆ 「…………白夜、あのこに――何したの!?」 「ん~……別に何も?ただ、陽を――傷付けたから少しだけオシオキしただけだよ……ふざけただけだから気にすんなよ?それよりも――アイツ……のこと……どうする、いや……陽は――どうしたい?」 「…………っ……あのこを――追いかけてくるっ……!!」 ――ぐいっ……!! 「……逃げるな、俺から――逃げようとするなよ……陽……お前は――俺だけの……可愛い陽なんだからっ……」 「……んっ……んんっ……僕も……っ……白夜が――好きっ……大好き……だよ……」 そんな、陽と白夜のやり取り――。
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