結月 みゆさんのレビューの一覧 | BL小説・漫画投稿サイトfujossy[フジョッシー]

ずっと二人で生きてきたからこそ、些細なことで嫉妬したり不安になったりすることがある……そんな陽向の気持ちと雨がリンクするように切なく物語が進みます。 でも、スパダリな優真の存在も相まって、最後は綺麗な虹が出ます。 雨と虹が二人の心理描写に寄り添うように上手く取り入れられた、切なくても最後は心温まる素敵な作品です。

まるでジェットコースターに乗っているような勢いであっという間に読み終わってしまったくらい面白い作品です☆彡 作者さんのラブコメは他作品もいつも同じ感覚になるくらい、安定した読みやすさがあります。 自然とクスッと笑ってしまう場面やほっこり萌え部分にちょっぴりの切なさもミックスされ、一万字の中で思う存分ハラハラドキドキさせてくれます♡ センパイが色んな意味で最強で、そんなセンパイに次第に……な、のんたんが可愛い♡ 個人的にはすずもお気に入りでした☆彡

あるきっかけにより、上司と部下の関係が違う方向へと進みます。 それがとても素敵で、読んでいてとてもキュンキュンしてこんな出会いもいいなぁ～と思わせられます。 短い文字数の中にも随所に萌えが散りばめられているのと、タイトルに込められた意味がまた素敵で……読んだ後は幸せな気持ちになる、そんな素晴らしい作品です。

ずっと好きだった兄に想いを告げられないまま、その想いを閉じ込め生きて行こうとする悠が切ないで す。 そんな兄には実は秘密があり……それが最後に明かされた時、悠が見ていた世界の色が変わります。 断片的に散りばめられた言葉は、もう一度読み返すことで点を線で結ぶように繋がり、色鮮やかなエンディングに出会える素敵な作品です。

思春期の恋は良くも悪くも儚いものだなぁと、読み進めていくとそんな切ない気持ちにさせられます。 作者さんの持ち味の、切なさや言葉の持つ意味、丁寧な心理描写がとても心地よく胸を締め付け、梅雨や傘、紫陽花などの使い方も美しくてとても素敵な作品に仕上がってます。 個人的には、先生と生徒、先生と元生徒、そして生徒と先生……と、大好きな設定を網羅でき大満足でした。 後日談も合わせて読むとまた違うカラーが見えておすすめです。

雨ってグレーでどんよりなイメージなのに、青木くんの周りではそんなイメージは一切ないくらいにキラキラでした。 主人公くんに見せる雨はどれも色鮮やかで、次はどんな『雨』を見せてくれるのだろうと思いながら読み進めて、最後に辿り着いた場所は白い紫陽花。 白い紫陽花の花言葉は『寛容』……読んだ後にはきっとこの言葉に納得させられます。 そんな素敵な作品でした。

最初と最後で印象がガラッと変わります。 初々しい二人は変わらないのですが、雨音とキス音のリンクする感じや、強くなる雨音がより二人だけの世界を強調しているようで最後はとても大人な印象に感じられました。 二人の不安定さを『雨』を使って上手く表現された素敵な作品です。