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第43話

「や、ちが……」  腰を引いても許してくれない。  再びどちらからともなく口づけを交わし、舌がぬるりとショウの口腔内に滑り込み愛撫を始めた。  ショウは下腹を撫でる彰人の手から逃れるため、キスを続けたままソファの上で体勢を変えたがうまく行かず、そのままバランスを失って倒れ込んだ。  彰人にのしかかるようにされ、その隙に彰人の中心が形を変えて勃ち上がっているのが分かってしまい、思わず笑みを浮かべた。 「なに?」 「……だって、これ、俺がしたんでしょ」  ねえ、これ。そう言って猛ったものを触ろうとすれば、「だめだよ」と宥められた。  即物的で引かれていないか気にはなったけれど、今まで自分がされていたことを仕返しできると思うと楽しくなってきて、ショウは執拗に彰人の股間を狙った。 「だめだったら」 「やだ、触りたい」  こうしてじゃれていれば破裂しそうだった自分の快感を紛らわせられる。そう思っていたのにショウの手ははずされて、その手の甲にキスをされた。 「じゃあ口でしてあげる。俺、うまいですよ?」  彰人よりも先に自分が楽しんで達してしまうのを避けたくて提案したことだった。つい習い性で他の客にもするように上目遣いで誘うと、彰人は表情を曇らせて首を横に振った。

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